祝４周年！ウィークタイズ誕生の過程を振り返る（その１）

キッチンです。

料理好きの子に喜んで入居してほしいと思っていたので、その子が楽しく料理できる環境にしようと思いました。

広々としたスペースに、IHコンロ３口とガスコンロ３口で、何人も同時に調理できるようにしました。

全面ステンレスのアイランドキッチンは、パンを作るときにはこねやすく、イスで座って食卓としても使いやすい高さです。

隣の作業台兼テーブルと、合体させたり別々にしたり自由自在です。

ここで、一日限定の料理教室をしたこともあるんですよ。

狭く作業することになるのは嫌だったので、壁側の作業台部分は大きなステンレスの一枚板を特注しました。

シンクは真ん中で二つに分けようかと思ったのですが、大きな一つのシンクにして正解でした。

この作業台兼テーブルは、アイランドキッチンの横に置くために、建具屋さんにオリジナルで作ってもらいました。

こうすることで、パーティのときは合体させて大きなテーブルとして使い、普段は離しておくことでキッチン中央の動線を確保しました。
「白雪姫」で７人の小人がテーブルに集まっているシーンがあるのですが、そういうイメージで人が集う場にしたかったんです。

元々、ネットや雑誌などで素敵な壁紙をたくさん見ていましたが、海外製のものが多かったです。

だから、日本製の壁紙に思うような模様があるのかが、まず心配でした。

建築し始めるころにはDIYが流行っていたので、以前に比べてかわいくて質の良い壁紙が日本でもたくさん販売されるようになっていました。

しかし今度は、選べるからこそ決めるのが大変になってしまって…。

壁紙のサンプルって、こういうカタログで届くんですよ。

白色の壁紙だけでも、薄く模様があったり、色んな種類の凹凸があったり、珪藻土が入っていて防虫効果があったり…。

このカタログとにらめっこしていたら、だんだん酔ってきて気持ち悪くなっちゃうくらいで。

お隣のGURUGURUの一角で、苦しみました。とても居心地の良い場所なのに…。

ウィークタイズには８部屋あるので、すべての部屋の壁紙をバラバラにした上で統一感も持たせて。

トイレの柄が大きすぎると居心地が悪くなるかなあ、でもここで特徴的な柄も良いなあ、と、すべての場所で悩みに悩みました。

天井は天井用のシンプルな壁紙を貼るのが一般的です。

でも、天井にかわいい壁紙を貼ってもいいじゃない、という考え方を知って、キッチンの天井は鳥の壁紙にしました。