実家で暮らすということ

こんにちは。

福井県にあるシェアハウス ウィークタイズの大家です。
社会人3年目の娘が転勤で福井赴任になり実家に出戻ってきました。
別々に暮らすことで干渉というストレスがなく平和に暮らせていた私たち親子。
娘は、なるべく早く初期費用を貯め一人暮らしに戻ろうとしています。
社会人になったら実家は親の家。
いつまでも自分の身の回りの世話をしてもらって恥ずかしくありませんか?
今回は、『実家で暮らすということ』のおはなしです。

1人暮らしから実家に戻った娘

就職先の名古屋から福井の営業所に赴任先が変わり福井へ戻ってきた娘。
急だったもので一人暮らしをするほど貯金がなく、いったん実家に戻ってくることになりました。

実家から自立して3年の娘でしたが、実家に戻るとあっという間になじんでしまいました。
家事を一切せず私の負担だけが増えストレスがたまることたまること。
家事の負担、食費、勝手なスケジュール。
洗濯の回数が増え、リビングがものであふれ、冷蔵庫からモノが消える。
私:「何もやらないのはなんでや?私は家政婦じゃないよ。」
娘:「なんで?このくらいやってくれてもいいでしょ?実家なんだから。」

友達との時間・趣味の時間・お化粧など自分の時間を有意義に過ごすことは悪くないだろう。
だからと言ってほっておけなくてその負担を引き受けている私はストレスがたまります。
親にも親の人生があることをわかっているのでしょうか?
子供にとって実家はなにをしても許される場所のようです。

実家は親の住まい

社会人になった子供にとって実家はいつでも戻っていい住まいではないと私は思っています。
親も自立した子供に負担にならないように自分の人生を自分でどうしていくかを考えていくものです。
親も子もお互いが自立したうえで協力し合えることが大事なことだと思います。
「うちの子はな~んにもしないの。ほんとに腹立つわ。ありがとうもない」
「うちの親、なにかと干渉してきてうざい。ほっといてほしいわ」
こんなことでは、親子関係も心も平和ではありませんよね。
これからの人生でお互いがどう付き合うのがベストなのか離れて暮らしてみることで試してみるのも一つの手だと私は思っています。

ウィークタイズは実家からの一人暮らしにおススメ

初めての一人暮らしは、親御さんも心配なことが多く、内覧には親御さんと一緒に来ていただきお話をさせていただくことも多いです。
いきなりアパートやマンションなどで一人暮らしとなると、家具家電や生活用品をそろえることになります。
また、生活費がいくらかかるかわからずお金の心配ばかりしてしまい楽しむ余裕がなくなったりします。
水道光熱費がどのくらいかかるのか、食費はどのくらいかかるのか慣れるまでは不安でしようがありません。
ウィークタイズは、実家から自立してみたいと思っている人たちからのお問い合わせが多く、入居する人の8割が初めての一人暮らしです。
家族と喧嘩ばかりするようになり、実家を出たいと相談に来られる人もいます。
そういう時は、親の立場とウィークタイズの大家の二つの面からお話をさせていただいています。
親御さんときちんと話し合いの場を持ち、親御さんにも安心していただける住まいであることをアドバイスさせていただいています。
親はいつまでも子供の心配をするのは当たり前のことです。
親だって子離れの仕方にマニュアルがあるわけではありません。
いつの間にか「もう大人だからほっといて」なんて勝手な言い分なんです。
上手な親離れ子離れをするためにも私の経験上、離れて暮らすからこそお互いが穏やかで思いやりが持てる関係になれると思います。
今まで守ってくれた親御さんに感謝することと自立は親孝行の一歩だと願望を込めて思っています。